つくば市都市計画課主催の地域まちづくり支援事業の一環として、小田まちづくり見学会でレクチャーとまちあるきガイドをしました。
参加者は地域まちづくり活動グループや推進団体の皆さんです。

小田協議会張元会長から廃校跡をつかった協議会の取り組みについての紹介、NPO法人TSUKKURAの大類理事長から活動紹介がありました。
浦田は、shop&cafe kikiやOWW、住まいと暮らしの相談ぷらっとなど「よそもの」による最近の小田でのまちづくり活動紹介と、「よそもの3.0」を呼び込む場づくりについて、また、他地域・活動で応用できるポイントをレクチャーしました。

まちあるきでは、小田の城下町らしい町並み→TAMARIBAR(街の駅)→shop&cafe kiki(シェアキッチン) → OWW(DIY工房) → 永田ハウス(住まいと暮らしの一元相談窓口/DIYスクール をご案内しました。



これまでの地域まちづくり支援事業は、協定づくりを前提とした専門家派遣の仕組みが中心でした。
しかし、近年の社会状況の変化により、地域の自主的な取り組みの形も多様化してきています。さらに、コロナ禍を経て、今回の参加者に限らず、地域の自主的な活動が途絶えたり、活動メンバーの意識が変化したりしているグループも少なくないと考えられます。

つくば市においては、歴史的な街区と新規開発地域、それぞれの特性に合わせた支援の仕組みや活動を検討する必要があります。その中で、小田地区は伝統的な自治活動と新しい活動が相互に補完し合いながら、地域の暮らしを持続的に維持していこうと積極的に動いている参考例になるのかもしれません。

参加者の皆様との間で活発な質疑応答や意見交換が行われ、事後アンケートでは満足度100%を達成しました。
特に「実践的な話が参考になった」という評価を多数いただきましたが、同じつくば市だからこそ背景を理解しやすく、協力しやすい部分もありますので、他地域の活動とも連携できる部分は連携していけたらと感じました。


浦田 遥

Roof.LLC共同代表/東京大学大学院工学系研究科修了(都市持続再生学)/まちを共に耕すひと
世界各地で移り住んだ先のまちの人と、ほしい暮らしを共につくり、自分の生活も楽にする. 最近の動きは東京→オランダ→兵庫→アメリカ→つくば. 多様性を活かして生きづらさを解消する仕組みの研究・実践中.2児の母.

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